HOME > 正月の祭 奥三河の湯立神楽、花祭

投稿日:2015.12.29 お知らせ

正月の祭 奥三河の湯立神楽、花祭

_MG_9473

奥三河の花祭は11月から始まり最後の地区は3月に終わります。なかでも1月2日から4日にかけては、東栄町古戸、設楽町津具、豊根村上黒川と下黒川の4地区で行われ、まさしく花祭シーズンのクライマックスともいえます。花祭は神々が冬の山を再生し、新たな命を吹き込む儀式とされとても古い歴史のある祭です。どの花祭も夜を徹して行われ、一つ一つの演目も40分くらいかかるものでありながら激しく踊り続けるため、舞人の意識が朦朧としてくる様子がはっきりと分かるほどです。
また豊根村の最も奥に位置する富山地区では御神楽祭も執り行われます。これも花祭と同じく湯立神楽といわれる神事です。湯立神楽は霜月神楽とも言われ、旧暦の霜月は今の季節でいうところの12月頃にあたり、1年の中で自然の精魂がもっとも弱まる時季に生命の再生を図る祭の様式です。湯を沸かし、その湯を参加者・見物人にふりかけることで禊とするのが共通するところです。
飯田市から奥三河・遠江にかけての天竜川中流の三遠南信と呼ばれる地域には、今も多くの湯立神楽が残されています。

※写真は東栄町東薗目の花祭です。

sample