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取材日:2016年02月24日 尾張・名古屋

七所神社のきねこさ祭 Kinekosa-Matsuri at Nanasho-Jinja

厄払い

尾張の三奇祭に数えられる中村区岩塚の七社神社のきねこさ祭です。庄内川に入って行う行事があるため、干潮でなければ行えず、今も旧暦の1月17日と決められています。祭は川祭り、古式行列、本祭りの神事、厄除けの4 つで構成され、地元の新聞などでよく見るのは、川祭りです。しかし、古式行列も厄除けもとても興味深いもので、とくに厄除けは役者の持つ祭具で叩かれまくる、まさに奇祭という趣の行事です。祭の歴史はとても古く、千年以上の歴史があると伝えられています。今使われている祭具の形が鎌倉時代以前の特徴を備えていることから鎌倉時代には今の形をすでに表していたと思われるそうです。 なお、岩塚の地名はこの神社に由来するものでヤマトタケルが腰掛けたとされる石座が境内にあります。
まず最初に行われるのは川祭りで、役者と呼ばれる後厄の10人と厄年の子供2人田行事1人が笹を担いで庄内川に入り、川の中程で竹を立て、一人が竹をよじ登り、竹をへし折って、その倒れた方向でその年の吉凶を占う勇壮な神事です。古式行列は神官、役者、氏子などが古くから伝わる衣装で参道を練り歩くものです。昭和の雰囲気を残す町並みによく似合う行列です。
このあと神事が行われ、最後に厄払いとなります。境内で役者による所作に続いて行われ、役者のもつ祭具に触れることにより、厄除けができると伝えられていることから、祭具で叩かれるのです。その叩かれ方は他所の土地の者や老人、子供には優しいのですが、氏子の厄年となるとだいぶ違うようです。
あまり有名ではない祭ですが、実際に行ってみるとじつに面白い祭でした。尾張の三奇祭と言われるだけのことはあります。これほどの祭が有名でないところが、むしろこの地域の祭文化の大きさを感じさせるところです。


Wearing in Nanasha-Jinja in Nakamura-ku Iwatsuka ranked as three unique festivals in Owari is kinekosa Matsuri. Because there is ebb and closely related to the tide, Kinekosa-Matsuri has decided January 17th lunar calendar.


ところ:名古屋市中村区岩塚七所神社
交通:名古屋市営地下鉄東山線岩塚駅下車
開催時期:旧暦1月17日
公式HP:http://www.kinekosa.com/maturi.html

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祭当日、七所神社の拝殿には祭具が並ぶ

犬と鷹の祭具は尾張藩藩主から下賜されたもの

 

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本殿脇にあるヤマトタケルが腰掛けたとされる石座

神社にある神鏡には元慶8年(884年)の銘があり、歴史を物語る

 

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後厄の10人と本厄の子供2人、田行事と呼ばれる1人、あわせて13人が庄内川に入る
潮の引いた時でなければできない行事なので、現在も旧暦で執り行われている

 

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川の真ん中に笹を立て、そこに一人がよじ登っていく

 

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竹をへし折って、その倒れた方角で吉凶を占う

 

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古式行列に参加する巫女の女の子

 

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昭和の雰囲気ただよう町並みに祭の風情がよくあう

 

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古式行列には、この祭に不可欠な祭具の数々が並ぶ

 

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川祭りで川に入った役者たち

 

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神官と役者たちが境内の中に注連縄で作られた結界の中をユニークな所作を行う

 

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大きな祭具はこのように扱われる

 

厄払い

しっかり構えていないとふっ飛ばされる勢い

この祭を初めて見ると面食らう、なるほど奇祭だ

 

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様々な祭具が登場するユニークな祭です

 

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見物人も厄払いに頭を叩かれますが、見物人にはやさしく叩くようです

 

 

 

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