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取材日: 昇龍道

春の高山祭 岐阜県高山市

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「今年は祭と桜の時季が一緒になった」毎年この祭に通い続けるカメラマンはそう言っていた。春の高山祭は毎年4月14,15日に行われる。高山のランドマークともいえる宮川と中橋と屋台の風景に桜が加わることは大変珍しいこともあって、中橋のとなりの筏橋には朝から大勢の写真愛好家が屋台が登場するのを待ち構えていた。春の高山祭の見どころは屋台の引き揃えだが、場所は日枝神社につながる神明町通りと高山陣屋前の御旅所の2ヶ所ある。中橋を渡るのは御旅所に並ぶ4輌の屋台だ。9時頃だろうか、囃子の音が聞こえてきたかと思ったら橋の袂に屋台が現れた。桜と屋台のコントラストがじつに美しい。桜は日本人の矜持に響くものがあるとはよく言われるが、祭も日本人の心の風景であるから桜と相性が良いのだろう。祭も桜も街の風景を輝かせる。しかもその美しさは1年の中でもごく僅かな期間だ。儚くも絢爛な風景、しかも同じ時季に重なることは大変に珍しいというのだから感動もひときわだ。
陣屋前の御旅所に曳き揃えられた、三番叟・龍神台・石橋台、これら3台の屋台では、からくり奉納が披露される。解説によれば、3台とも熟練の綱方が幾本もの綱を操って人形を動かすらしい。それにしても高山は国際観光都市なのだとあらためて感じるところが多い。まず土産屋、飲食店では誰でも当たり前のように英語で受け答えしている。スリにご注意くださいと注意喚起を促す警察のアナウンスも、日・英・仏・中・韓・西の六カ国語でアナウンスされる。もちろんパンフレットも6か国語で6種類用意されている。国際化と言われても、せいぜい外国人の労働者が増えた程度にしか感じられない感覚とはまるで違う。また、氏子、祭人の観光客に対する態度も驚くほど丁寧だ。いきなり怒鳴りつけられ、オロオロする観光客は祭り会場ではしばしば目にする光景だが、ここではそういった光景はまず目にしない。近年、祭で観光のアピールしようというところは多いが、ならばぜひ見習ってほしい点だ。
祭はその後、神幸行列ともう一度のからくりを終え、いよいよ初日の最大の見せ場、夜祭に向かう。


開催時期:4月14,15日(開催日時は主催者にご確認ください)
ところ:岐阜県高山市日枝神社と市街地
公式HP:http://kankou.city.takayama.lg.jp/


 

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祭の朝

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曳き出される屋台

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屋台蔵に向かう祭人

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桜の中橋を渡る屋台

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陣屋前の引き揃え

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子どもたち

 

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からくり披露 石橋台

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獅子に早変わりする

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からくり披露 龍神台

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神明通りの引き揃え

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神幸行列の獅子

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神幸行列

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提灯の飾り付け

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夜祭へ向かう屋台

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提灯点灯

 

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